おかしいな…

「食欲が落ちたかな?」「吐いちゃった」「便秘気味かな」と思う日が2〜3日も続くようでしたら一度受診することをお勧めいたします。年齢やその日の天気などにもよっても体調の変化はおきますが、1日程度で治るのであれば良いかもしれません。しかし動きが悪い、なんとなくずっと寝ている、食欲が日に日に低下している、排便がない、排尿がない、などの症状が続いている時は要注意です。夏バテかな?疲れているのかな?などと思っていると、高熱を出していたり、家の中でも熱中症のような症状に気づかなかったりするケースもあります。特に大きな病気を引き起こしていなくても、いつもより元気がない様子を放っておくとそれが原因で急激な悪化につながることもありますので、早めに処置をすることが健康につながると思われます。

このところの気温で体外へ熱を放散することが苦手な犬や猫は、息が荒かったり、ぐったりしてしてまうような症状が出始めてからでは命に関わるケースもあります。もし家で体温を測れるようでしたら熱を測ってみてください。耳で測定する体温計もありますが、直腸で測ることができたらその方がより正確です。できなければ、耳介(耳の部分)や腹部の皮膚などを触っていつもよりも熱く感じたり、皮膚が赤く見えるようでしたら病院へ連れて行って体温を測り、発熱していないかチェックしてください。

少しだけ熱い気がする、と言うような場合には首元、脇、鼠蹊部などの部分に保冷剤などをしばらくあてて様子を見ることも良いかもしれません。特にお散歩の後は気をつけてください。

体内に熱がこもる、と言うことは、平たく言うと内臓が高熱で煮えてしまう(?)ような感じです。そうなると内臓機能が著しく低下をしてあっという間に具合が悪化する、と考えてください。人間の熱中症と同じです。年齢に関わらず起きる事態ですし、持病や高齢である場合にはさらにリスクが高まります。どうか過信せずに、様子のおかしい時には病院にお連れくださいね。皆様もくれぐれもご用心ください⭐️