暑さと飲水について

こんにちは。

7月に入ってもすっきりとしないお天気が続いていて、私たちの体調もすぐれないことが多いかと思います。犬や猫なども同じように体調を崩しやすくなります。10年前の気候と比べても、平均気温や湿度、1日の中での温度差が急上昇・急降下の乱高下を繰り返しています。ご存知かと思いますが、哺乳類の体内の多くは水分が占めているので気圧の変化によって体内の水分にかかる圧力が影響を受け、血圧や様々な体内の臓器に変化をもたらします。一見元気に見えていても、急激な体内圧の変化によって心臓や腎臓に負担がかかったりすることで突然死が起きる可能性もあります。人でも心不全や脳梗塞などを起こす危険があるのでこまめな水分補給をするように言われていますよね。それと同じ理由です。特に動物の場合は、注意して予防的に水分を取ろうという子はいないと思います。なるべく新鮮なお水をたっぷりと飲めるように心がけてあげてください。

この暑さですとお水も腐りやすくなりますので1日1回は綺麗にしてあげたいですね。我が家では自動給水機なるものを購入して1年ほど経ちますが、フィルターもついており、ポンプで水を循環してくれる優れ物です。始めは飲まないかも、と心配しておりましたが、以前よりも飲水量が増え、尿量も増えました。ちなみにあまり水を飲まないと言われている猫ですが、これを使ってからちょこちょことお水を飲んでいるようです。腎不全や尿路結石症の予防にも良いかと思います。

冬は2日に1度くらいのペースで丸洗いしていますが、今の時期は毎日水は交換するようにしています。

よく聞かれるのは1日あたりの飲水量ですが、計算式で体重から割り出す必要な飲水量は目安としてありますが、きっちりとそれ以上飲む・飲まないで判断はしないほうが良いと思います。その子の、その日の体調によっても異なりますし、運動後や暑い時には飲水量が普段よりも増減するでしょう。

気をつけて頂きたいことは、

などの様子がある時は注意が必要です。早めに受診した方が良いかと思います。

毎日のように晴天かと思いきや雷雨、ゲリラ豪雨になる、湿度が高すぎるなどの過ごしにくさを感じる今日この頃です。私たち、愛するペットたちの体調管理のためにもなるべく過ごしやすい環境を整えてあげたいものです。

普段と変わった症状があった場合には、あまり様子をみないで早めに病院へお連れ頂き、治療を施すことが1番の健康につながります。ちなみに我が家の2匹の愛猫は、この夏に珍しく激しい嘔吐・下痢を度々しており、免疫力の低下して胃腸炎を起こす回数が増えました。

皆様もどうぞお大事になさってください。

キジトラ猫 / Cat lying on a wooden porch.” by 渡邉厚夫/ CC0 1.0